“五人姉妹”アイドル「GRAZIE4(グラッチェ・フォー)」の四女・倉田愛梨が26日に18歳の誕生日を迎え、新宿レッドノーズで聖誕(生誕)祭が行われた。
愛梨の身長が145センチと低いため、一寸法師“風”の紙芝居を織り交ぜたユニークな祭典を行い8曲を披露。サプライズの誕生日ケーキや花束贈呈、匂いが大好きというクラッカーに感激の涙が止まらなかった。
アンコールでは最新曲「君にありがとう」を披露。この曲は障がい者スポーツを舞台にした応援歌。MV(ミュージック・ビデオ)は、車いすテニスの日本ジュニアチャンピオンで、2020年東京パラリンピックのメダルも期待される坂口竜太郎(12)のユニホームをデザインさせてもおうと、愛梨が頼みに行くところから始まる。
愛梨は撮影で「びっくりするぐらいキラキラしている」坂口に出会い「夢に向かって努力を重ねていることに感心した」。「せっかくアイドルになれたのに周りの目が怖くて夢ややりたいことを言い出せなかった」といい、坂口の雄姿を見て「夢を見ることや努力をすることに必要なことは、障がいが問題なのではなく、本人の志や熱意なんだ」と改めて感じたという。自分も様々な夢に向かってぶつかっていくことを決意。ファンに動画だけでなく試合観戦を呼びかけた。「自分がそうであったように、今までの価値観が逆転するくらいの衝撃がある」。
そして、いつかもっと大きくなったGRAZIE4が坂口とステージに立ち、一緒に「君に-」を歌いたいという夢を語った。